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マイケルジャクソンのチャート分析２
マイケル無罪は１００％予測されていた！
昨日６月１４日（２００５年）の夕刊で、マイケル・ジャクソンの
無罪判決というか、
無罪評決のニュースが飛び込んできました。
私としては下書きで、彼が１００％と無罪になる、
ということを書いていましたが、
サイト上にアップする前に、結果が出てしまい、
少し残念な気持ちと自分の予測に対して自信を深めた
という、複雑な心境でした。
マイケルに対しては、凄いストレス的状況から
開放されて良かったね、という感じです。
なんだかんだ、思い入れが出てきますね。
ジョーティシュで見る限り、彼は基本的にはとても良い人間です。
では、なぜ私は１００％無罪と確信していたのか、
ということをこれまでの分析とダブる形になりますが、
おさらいの意味も含め、見て行きましょう。
まず、ダーシャです。
現在、マハダーシャ（太運）が水星、
アンタル・ダーシャ（中運）が土星、
プラティアンタル・ダーシャ（小運）がラーフです。
水星は、第２室と５室の支配星です。
これ自体とても幸運な時期といえます。
特に牡牛座の人にとっては、
最高に財運に恵まれる時期といわれています。
今回この事件が起こったのが、２００３年の後半からですから、
水星マハダーシャのやはり土星のアンタルダーシャ期です。
土星は第９と１０室の支配星で７室にいます。
問題なのは、再三述べてきましたように、
かなり否定性を帯びた１２室の火星です。
そしてこの土星はこの否定的な火星から１００％のアスペクト、
強い影響を受けているわけです。
この１２室の火星の象意とは、障害、スキャンダル、
評判の損失、反対者からの愛情による問題、
訴訟における財産の損失、率直さの欠如による問題、
そして投獄されやすい等です。
まさに今回の事件そのまんまです。
アヴァスタという星の状態も死を表し、
大変良くありません。またナバムシャ（９分割図）でも
５,１０室の支配星ですが、第６室障害や敵を表す部屋にいます。
この配置には有名、裕福、
敵に打ち勝つなどの意味もありますが、
敵との喧嘩、口論、従業員による損失の意味があります。
いづれにしてもこの火星からのアスペクトによって傷つけられた
土星の影響が今回の水星のマハダーシャ、
土星のアンタルダーシャ期にとても強く出ていました。
このマハダーシャの水星は、牡牛座の人にとって基本的には良い時期ですが、
マイケルの場合、問題が生じ易い。
というのは、逆行している上に太陽に焼かれています。
そして、前述の傷つけられた土星にもアスペクトされています。
また、水星は不吉な影響が出易いと言われる３分割図ドレッカナの第８室に入っています。
この辺関しては以前に書いてありますしここで詳しくは省略します。
ナバムシャを見てみると、
第１０室に位置しています。
これは、良い位置です。ただ、敵の星座となっていて、弱く傷つけられています。
第７,８室の支配星土星からのアスペクトを受けて傷つけられています。
水星は逆行しているので、
という訳で水星期はアンタルダーシャやトランジットの影響次第で問題が生じやすい。
トランジットといえば、逮捕されてからこの今年５月末まで
土星は月から見て第５室、上昇星座から見て
第２室を運行していました。どちらから見ても良くないです。
どちらの意味もお金の浪費、幸福の欠如、
相当裁判でお金使ったはずです。
精神的にもストレスを溜めたようです。
ではなぜ、裁判に勝ったかと言いますと、
土星のアンタダーシャだったからです。
この土星ナバムシャでは否定性を確かに帯びていますが、
出生チャートでは幸運の９室、守護の１０室の支配星です。
以前に書いた分析の中で、第７室の土星の意味として、
敵に打ち勝つ、訴訟による利益、と書きました。
土星のアンタルダーシャ期に判決と言うか、
評決が出てよかったです。
しかもトランジットの土星は、この５月末から、
月から見て第６室、ラグナからは第３室、
どちらも大吉で、どちらの意味にも敵に打ち勝つ
と言う意味があります。
トランジットだけ見ても裁判に勝つ、
ということが予測できるほど、
いきなり彼には良い時期になりました。
もちろん出生チャートを見ても、
第６室の木星（月から見ると９室）が火星にアスペクトして
彼を救っていました。
（最初から私の分析を読んで頂ければ、
この木星の意味など詳しく書いてあります。）
ということで今回の無罪評決は出生チャートにも現れていた訳です。
（２００５年６月１５日）